0無容疑者の冒険でしょでしょ?完結編 〜SS風に語ってみよう

  • このSSモドキは、登場人物であるの両者ともそれなりのアニメ及び芸能的な知識を有しているものという前提で書かれています。
  • 随筆モドキとして読む場合、の発言を筆者の意見に置き換えて読むことを推奨します。
  • SS書いたことがないので多少キャラが破綻している可能性があります。
  • 本記事を執筆するに当たって、ここのアイコン素材を使わせていただきました。


ある日のこと。
「それ、写真集? あんたが三次元モノに手を出すなんて珍しいじゃない」
「まあねー、ちょっと興味があったから」
「その写真集に出てる平野綾って、確か声優よね。最近は声優もこんなアイドルじみたことする時代になったのかしら」
「ちょっと昔から、歌手的な活動をしてる所謂『アイドル声優』的な人はいたみたいだよ? 古めのところで行くと林原めぐみさんとか、今時ので言えば水樹奈々さんとか」
「ああ、そういえば何かのアニメで声優が主題歌を歌ってた気がしたわね…」
「じゃあ、始めに平野綾さんの経歴について話すから」


「まずこの平野綾って人は元々子役的な活動をしてて、2001年に声優としてデビューしたの」
「2001年って、私たちがまだ小中学生の頃じゃないの。平野綾だってまだそれぐらいの歳だったわけでしょ?」
「昔からその道の修練を積み重ねてたってことだね。で、その次の2002年、『キディ・グレイド』のリュミエール役として初めてレギュラー出演を果たしたわけ」
「ごめん、そのアニメ名前も聞いたことない」
「私もだから大丈夫だよー。で、『アイシールド21』の姉崎まもりさんとかも演じ始めたわけだけど、その後の2006年に『涼宮ハルヒの憂鬱』で主役張って大ブレイクしたわけ」
「あんたの大好きなハルヒね。ここら辺なら、ニュースとかでも取り上げられてたから私でも知ってるわ」
「それで…」
「今は私たちのアニメ『らき☆すた』の泉こなた、つまりあんたを演じてるのね」
「ちょ、一応SSの形をとってるんだからそーゆーメタ発言は良くないと思うんだけどなぁ」
い、今のは情報統合思念体モドキが私の体を通じて喋ったんだからね!


「で、今年(2007年)の7月末に出版されたのがこの写真集なわけ」
(そう言ってこれを見せるこなた)
「ただの写真集にしか見えないわね。帯にハルヒとからき☆すたとか書かれてなかったら
「そうそう。ざっと見てみたんだけど、良くも悪くもただの写真集だったよ。今時のアイドルらしくケバいカットとかアブないカットもあったし」
「そういうこと言わない。…で?」
「私が思うにさ、『涼宮ハルヒの中の人の写真集』ということでネタ的に扱われてるけど、これ正直他のアイドル写真集なんかと変わらないわけだよね。だからさ、この写真集は『ハルヒ』とかの、平野さんの過去出演作から生じたネームバリューで売ろうとしているも同然なんじゃないかな」
「そう考えられなくも無いが、その策略に乗せられた人間に言われても説得力が無い
「かがみは相変わらず痛いところ突くねー…とりあえず、私は実質的にファン、信者、厨はこの『写真集の人』を『平野綾』ではなく『涼宮ハルヒとかの中の人』、または『ハルヒとかの主題歌の人』と認識しているんじゃないかって思ってるの」
「あんたにしては珍しく辛口評価ね」
「話はまだ終わってないよ。結局、私がさっき言ったような考えを全部取っ払って考えると、この写真集は『キャラの中の人』でも『アニメの主題歌の人』でもない、『平野綾』としての活動の表れになるといえるんじゃないのかな? かな?」
「まあ、歪んだ目で捉えれば出版社の儲けの種なわけだけど…」
「うわ、きれいに〆ようとしたのにかがみの一言のせいで台無しだよ」
「なにをー!?」



とまあ、慣れない長文でお茶を濁してみたが、とりあえずもうこれ以上写真集ネタで記事は書かない予定である。筆者は後悔してない。
最後に。閲覧者の中に平野綾ファン・信者・厨がいたら明日のプリズムとかTVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」OP主題歌 冒険でしょでしょ?とかじゃんじゃん買ってあげなさい。以上。