羅鬼星門 〜 羅生門 × らき☆すた

このお話はフィクションです。

「このみwikiの出番を抜いてな、このみwikiの出番を抜いてな、わしが本編に出ようと思うたのじゃ」
白石みのるは、小神あきらの答が存外、平凡なのに失望した。そうして失望すると同時に、また前の憎悪が、冷やかな侮蔑と一緒に、心の中へはいって来た。すると、その気色が、先方へも通じたのであろう。あきらは、片手に、まだみゆきから奪った薄い台本を持ったなり、蟇のつぶやくような声で、口ごもりながら、こんな事を云った。
「成程な、レギュラーの出番を抜くと云う事は、何ぼう悪い事かも知れぬ。じゃが、ここにいるキャラどもは、皆、そのくらいな事を、されてもいい人間ばかりだぞよ。現在、わしが今、出番を抜いたみwikiなどはな、適当に考えた舌先三寸のでまかせを、豆知識だと云うて、小娘へ教えに往んだわ。評価が落ちて影が薄くならなんだら、今でも教えに往んでいた事であろ。それもよ、この女の語る知識は、信頼できると云うて、小娘どもが、困ったときに頼っていたそうな。わしは、みwikiのした事が悪いとは思うていぬ。せねば、背景と化するのじゃて、仕方がなくした事であろ。されば、今また、わしのしていた事も悪い事とは思わぬぞよ。これとてもやはりせねば、らっきー☆ちゃんねる専用キャラと化するじゃて、仕方がなくする事じゃわいの。じゃて、その仕方がない事を、よく知っていたこのみwikiは、大方わしのする事も大目に見てくれるであろ」
あきらは、大体こんな意味の事を云った。