知らなきゃいけないことは1と0の間
初音ミクは声優の仕事を奪うか(萌え理論ブログ)
すごく安くてそこそこ美味いジャンクフードが氾濫したら、手作りの味は消滅していく運命にあるかといえば、逆にそこに有難味が出てくるわけで、インスタント・コンビニな食べ物と、専門店の手作り料理と二極化したまま共存するのはありえるんじゃないか。データベースに仮想化しても、差異と剰余は消滅しない。
元々アニメ系の声優はアニメ声が求められていたんだけど、合成音声が登場することで、ますますキッチュな萌え声に需要が集まるような気がする。つまり、標準的で平均的で汎用的なもの(平坦なナレーションだとか)は人工音声で代替してしまうので、特殊な声を出すことこそが、人間に求められる仕事になっていくのではないか。
もし精巧な合成音声が蔓延したら、「生の声優」が所謂「匠」みたいな扱いになるんじゃないだろうか。
そんな未来も、もしかしたらあるかもしれないと筆者は思った。
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